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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【11月19日】~ボイコット騒動の顛末は如何に?~

2021年11月19日

米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席のオンラインによる首脳会談が行われました。

旧知の間柄であるようですが3時間以上に及んだ会談では経済人権安全保障を巡って、侃々諤々、激しい議論を応酬しあったようです。

バイデン氏から見れば唯一の競争相手が中国であり、習主席からは欧米主導の国際秩序からの脱却と互いに譲らず、目に見える成果はありませんでした。

言うまでもなく最大の懸念は台湾問題でしょう。

10月のある時期に50機を超す中国軍機が台湾の防空識別圏に侵入しました。

その後米国やカナダの艦船が台湾海峡を合同で通過するなど、威嚇行為はエスカレートしています。

もし万が一中国が暴走し台湾有事となれば、間違いなく日本も最大級の被害を受けるでしょう。

米国防省が発表した安全保障の報告書によれば、2030年までに中国は少なくとも1000発の核弾頭保有を目指していると報告されました。

中国が核戦力において米国と並び、かつてない脅威となれば日米、欧州諸国大いに苦しむこととなるでしょう。

米国内では中国不信が高まり、来年2月の北京冬季五輪への外交的ボイコット(政府関係者を派遣しない)も取り沙汰されています。

我が日本はどうするのか、「核なき世界」を決意表明した岸田首相にとって厳しい対応となりそうです。

台湾有事など想像したくもありませんが、【6946】日本アビオニクスに感アリです。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。