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【真実一路】内田晋也の投資コラム

【12月10日】~外交的ボイコット~

2021年12月10日

日本の通販大手ZOZO創業者の前澤有作さんがロシアの宇宙船で国際宇宙ステーションへと出発し、宇宙空間に到達した大富豪の仲間入りをしました。

ISSに滞在する日本の民間人は初であり、ここで12日間を過ごすそう。

募集した宇宙でやってほしい100のことに挑戦するそうで、「ゴルフをする」、「紙飛行機を飛ばす」などが候補にあがっているそう。

今後SNSで様々発信すると見られますのでご興味があればご覧になってみてください。

話しは飛びます。

過去毛利衛さんがアメリカのスペースシャトル、エンデバーに搭乗し、地球に帰還したとき、『地球には国境がありません』との名言を発信しました。

当時の小生はまだ小学生でしたがこの言葉は新聞やテレビで大きく報道されましたので、鮮明に記憶に残っております。

また子供心に、さすがNASAに選ばれた宇宙飛行士は気の利いた名言を残すものだと、関心したことも記憶に残っております。

両者を比較し、昨今の金満家による宇宙旅行を軽薄な拝金主義の慣れの果てと批判することが主題ではありません。

あくまでも当時の感じ方と今のそれをありのまま表現しています。

上は余談。

元々、地球誕生以来、近世になるまで、地球には国境線などありませんでした。

ただし、世界4大文明前後からか、人間同士、富や資源、あるいは民族、宗教の違い、その他の理由で、人間同士は争いを始めたとみられます。

当然その中には、国家間の国境線を巡る争いも起こり、時として戦争にも発展し、不幸な歴史の繰り返しをしてきました。

その後各国で不戦の誓いをおこなったはずです。

しかし、その後も、規模の大小は別としても、何度もなんども国家間、民族間の争いは続いています。

現に中国によるウイグル族に対する人権抑圧に反対して、アメリカは北京オリンピックの外交的ボイコットを決定、追随する流れが出来始めるなど緊張状態が高まってきました。

今後は言葉のミサイルがやり取りされるとみられますが、この緊張状態が続く限り軍需企業は堅調な展開が期待出来るでしょう。

巡航ミサイルのトマホークと迎撃ミサイルのパトリオットで事業を展開する米企業レイセオンテクノロジーズ【RTX】に注目しています。

投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)

略歴

1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。