内田晋也の株式投資コラム
前の記事
次の記事
公開日:2022年4月1日
相手が嫌がること、弱みの部分に付け入り、優位に立とうとするのがこの人のやり方らしい。
ロシアのプーチンとドイツのメルケル首相(当時)がトップ会談した時の事。
犬に2度も襲われた経験から、メルケル首相が犬を怖がると言う情報を手に入れたプーチンは、会見会場の場に自分の飼い犬を入れて、不敵な笑みを浮かべたそう。
しかもその犬をけしかける仕草まで。
今日から新年度ですから、本来ならもっと明るい話題を取り上げるべきでしょうが、昨今の世界情勢ではその気になりません。
プラスティック新法がどうしたとか、ウィル・スミスはけしからんとか、書きたいこともあるにはあるのですがね。
日本近海を見渡してもロシア艦艇が津軽海峡を強引に通り抜け、北朝鮮が弾道弾ミサイルを渡島沖に打ち込みました。
何れもウクライナ侵攻に伴う動きでしょう。
好む好まざるに関わらず日本は国際政治の渦中に引きずり込まれようとしています。
幼稚な挑発であることは十分に分かっています。
メルケル女史にとっては犬でしたが、日本にとっては何になるのか。
人間性の最後のブレーキが壊れた暴君に常識など通用しません。
「ジャパン・クライシス」の瀬戸際にあるのです。
我々にその自覚があるのでしょうか。
投資調査部 内田
前の記事
次の記事
内田晋也(うちだしんや)
1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。
©G&D advisors.