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FP菱田雅生コラム
投資の前にコレだけは知っておこう!

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公開日 2009年3月24日

【3月24日】利回りで株が買えるチャンス到来?

 今回は、「配当利回り」についてまとめましょう。PERのところでも触れましたが、配当利回りという指標は、株価(=いま投資するのに必要な金額)に対する1年間で受け取れる配当金の割合を示す指標です。計算方法は、1株当たりの年間配当金額を、現在の株価で割って求めます。
 たとえば、現在の株価が500円で、配当金が年間10円であった場合、配当利回りは2%(=10円÷500円)となります。これから投資をしようとする場合は、通常、配当金の予想値を用いて配当利回りを計算し、判断材料とします。利回りですので、基本的に高いほうが有利だと判断されます。
 2009年3月13日現在、東証一部上場全銘柄の予想配当利回りは2.46%になっています。10年満期の利付国債の利回り(いわゆる長期金利)が1.3%程度ですから、再びリスクの高い株式のほうが利回りの高い状態に転換しています。PERのところで触れた「逆利回り革命」の状態です。銘柄によっては、配当利回りが5%を超えるものもありますので、仮に、配当利回りが5%の銘柄に投資したとすると、先行きの株価が下がってしまったとしても、1年後に同じ株価に戻ってくれれば、その間、5%の利回りを確保できることになります。
 そう考えると、いまこそ優良企業で配当利回りの高い銘柄を見つけて買っておけば、安定的な配当収入と、将来の値上がりが期待できるのかもしれません。ただし、配当金は企業の業績によって増減しますし、株価の先行きも正確に予測するのは困難です。配当利回りが高いと思って投資しても、業績の悪化によって配当金が減少(減配)したり、無配になったりすると、期待した利回りは当然得られません。逆に、配当利回りが低かった銘柄が、企業業績の向上によって配当金が増額(増配)され、結果的に利回りが高くなることもあります。
 やはり、他の指標と同様ですが、この指標だけを単独で用いるのではなく、他の指標とあわせてさまざまな角度から投資判断をすることが重要でしょう。

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