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FP菱田雅生コラム
投資の前にコレだけは知っておこう!

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公開日 2009年4月21日

【4月21日】株式の受渡日が4日目決済に統一されます!

 株式の売買を行った際、買付代金や売付代金の受け渡しは、売買が成立した日(=約定日(やくじょうび))を1営業日目とした4営業日目に行うのが原則です。これは、株式の売買をしたことがある人なら、誰もが知っていることでしょう。
 ただし、各銘柄の決算期末などの一定日である「配当落ち日」や「権利落ち日」に該当する日に売買をした場合は、受渡日が1営業日ずれて5営業日目になります。これについても、それなりに株式の売買経験がある人なら知っているはず。
 たとえば、3月末決算の銘柄の場合、2009年3月31日(火)が権利確定日(=配当金などを受け取る権利が確定する日)となります。そして、決算期末は受け渡しができないことになっているため、株主としての権利を得るためには、前営業日の3月30日(月)までに受け渡しが終了している必要があります。つまり、3月30日(月)から数えて4営業日前である3月25日(水)までに買い注文が成立しないと、今期の配当金などの権利は受けられないわけです。「配当落ち日」や「権利落ち日」と呼ばれるのは、今期の配当金などの権利がなくなる最初の日(3月末決算銘柄の今年のケースだと3月26日(木))のことを指します。
 したがって、この「配当落ち日」、「権利落ち日」に売買が成立した場合は、4営業日目である決算期末(3月31日など)は受け渡しができないので、翌営業日(5営業日目)に受け渡しをすることになっているのです。
 ちなみに、一定の投資金額のなかで株式を売ったり買ったりしている人に注意が必要なのが、異なる決算月の銘柄を売買する場合です。3月末決算の銘柄を配当落ち日に売って、2月末決算の銘柄を買うといったような場合、売付代金で買付代金を賄おうと思っても、5営業日目に売付代金が入るので、4営業日目に必要な買付代金を別途用意しなければならなくなるのです。株式の買付代金を、保有銘柄の売付代金で充当しようと考える場合は、決算期の違いに注意しましょう。
 しかし、どうやらこの注意点も、2009年11月16日(月)売買分から、決算期末の受け渡しを実施するように変更される予定なので、気にする必要がなくなりそうです。つまり、権利確定日は決算期末の4営業日前となり、配当落ち日や権利落ち日でも、4営業日目に受け渡しをするようになります。やはり、株券がペーパレス化されたことで、投資家にとっての利便性は着実に向上しつつあるようです。

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