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FP菱田雅生コラム
投資の前にコレだけは知っておこう!

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公開日 2009年10月28日

【10月28日】「預金保険制度」って何?

「預金保険制度」とは、銀行等が破綻した際に預金者を保護する制度です。具体的には、預金保険機構に加盟している国内に本店のある銀行(ゆうちょ銀行も含む)、信託銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫などが破綻した場合に、「資金援助方式」または「ペイオフ方式」によって預金者を保護します。
 資金援助方式というのは、破綻した銀行等を引き継ぐ救済金融機関が現れたときに、預金保険機構が資金援助を行うことで預金者を保護する方式です。一方、ペイオフ方式というのは、救済金融機関が現われなかったときの最終的な手段として、預金保険の保険金を支払うことによって預金者を保護する方式です。
 預金保険制度のことを一般に「ペイオフの制度」と呼ぶことがあるのは、この保険金支払い(=ペイオフ)のことを指しています。ただし、実際に銀行等が破綻した場合の破綻処理の方法としては、資金援助方式のほうが優先されます。
 そして、預金者の保護が行われる商品や金額についてですが、まず、商品は「付保預金」に該当する普通預金や定期預金、金銭信託などとなっています。「――預金」と付いても、外貨預金や譲渡性預金などは保護の対象外です。また、国債や投資信託などは、もともと預金ではないので預金保険では保護されません。
 それから、保護される金額については、原則として1金融機関につき、預金者1人あたり元本1,000万円とその利息となっています。この保護される金額は、資金援助方式でもペイオフ方式でも同額です。1,000万円を超える元本とその利息については、破綻金融機関の財産状況によっては一部または全部がカットされることになります。
 なお、「決済用預金」とされる「無利息、要求払い、決済サービス提供」という3つの条件を満たした預金(無利息の普通預金や当座預金など)は、特別に全額保護されることになっています。
 このような預金保険制度を踏まえて銀行等の金融機関を利用する場合は、やはり、元本は1,000万円以内に抑えて、他の預金以外の商品を利用したり、複数の銀行等を利用したりするのが無難だといえるでしょう。

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