勝ち株ナビ

FP菱田雅生コラム
投資の前にコレだけは知っておこう!

前の記事

次の記事

公開日 2010年1月5日

【1月5日】日経平均株価の仕組みと特徴

 日本の株式市場全体の動向を見るものとして、代表的な相場指標がいくつかあります。なかでも最も歴史が古く、一般に馴染みのある指標といえるのが日経平均株価です。
 日経平均株価は、第二次世界大戦後の1949年5月に東京証券取引所が再開されて以来、公表が続いているもので、東証一部に上場している主要225銘柄の株価をもとに、「ダウ式平均」によって算出されています。
 ダウ式平均とは、アメリカのダウ工業株30種平均(いわゆる「NYダウ」)などの算出をしているダウ・ジョーンズ社が考案したもので、基本的には採用銘柄の株価の平均値を求めるものですが、採用銘柄の入れ替えや権利落ちなどによる株価修正があった場合に、過去の株価の動きとの連続性を維持するための修正を行って平均値を算出する手法です。
 昔は日本でも「ダウ平均」という呼び名で親しまれていましたが、1970年に指数の算出・公表の権利を東京証券取引所から日本経済新聞社が引き継いだため、日経平均株価と呼ばれるようになりました。
 指標としての特徴は、もともとが採用銘柄の株価の平均値を求めようとする考え方なので、株価水準の高い「値がさ株」の値動きの影響を受けやすく、株価水準の低い「低位株」の値動きの影響は受けにくい傾向があります。逆に、TOPIX(東証株価指数)ほど、時価総額の大きな銘柄の値動きに強く影響を受けることはありません。
 なお、採用銘柄数が225銘柄と、東証一部上場全銘柄(2009年12月30日現在1,685銘柄)の13%程度に過ぎないため、株式市場全体の動きを捉えられていないのではないかとの批判が根強くあります。
 とはいえ、過去60年に及ぶ相場指標のデータ分析などを行うには最適の指標でもあるため、依然として注目度の高い指標であることは間違いありません。

<日経平均株価のデータ>
1949年5月始値…176円21銭
過去最安値…85円25銭(1950年7月)
過去最高値…38,915円87銭(1989年12月)

前の記事

次の記事