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FP菱田雅生コラム
投資の前にコレだけは知っておこう!

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公開日 2022年6月3日

【6/3】資産形成の基本はパッシブ(インデックス)

 ついに15年目に突入しました!いつもお読みいただきありがとうございます。第1回目の記事が2008年5月。2022年4月まででちょうど14年が経過。感謝感謝です。
 15年目突入の記念にあらためて書きますが、このコーナーは、投資初心者の方に向けて、投資を始める前にこのくらいは知っておいたほうがいいよ、といった事柄を中心に、元証券マンで独立系FP歴24年の私が、わかりやすくお伝えしています。すごくわかりやすく書いているつもりですが、わかりにくかったらゴメンなさい。
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 さて今回は、長期的な資産形成を考える際はパッシブ(インデックス)運用が基本で、誰もが個別株投資をする前にやっておくべきだよ、という話です。
 株式の個別銘柄への投資で大きく儲けたい、安値で買って高値で売りたい、と考えることがダメなわけではありません。しかし、タイミングに賭ける「投機」は、常にうまくいくとは限りません。
 野球チームに例えるなら、ホームランバッターばかり集めても、必ずしも勝てるとは限りませんよね?チームの勝率を上げるためには、アベレージヒッター(安定的にヒットを打ち、打率の高い選手)や、送りバントを打てる選手も必要です。
 資産形成においても、まずはホームランを狙いに行くのではなく、アベレージヒッターで大きく負けないポートフォリオ(資産の組合せ)を作っておくことが重要でしょう。
 このアベレージヒッターとも言えるのが、パッシブ(インデックス)運用の投資信託(ファンド)です。国内株式で言うなら、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)に連動するファンドです。
 これらのファンドは、国内株式をまとめて全部(日経平均連動型は225銘柄、TOPIX連動型は約2,200銘柄)買ってしまうイメージです。このようなファンドを積み立てで買い続ければ、資産形成の王道とも言える「長期、継続、分散」を実践できるでしょう。
 近年では、全世界の幅広い国々の株式で計算された「MSCI ACWI」や「FTSE GACI」といった指標に連動するファンドで、運用管理費用(信託報酬)が年率0.1〜0.2%台のものも増えてきました。比較的低コストで、世界中の株式をまとめ買いしてしまうようなポートフォリオを、1本のファンドで作れてしまうわけですから非常に便利です。
 投資初心者は、これらのファンドでまずは全世界の株式をまとめて買っておき、それから個別株の勉強を始めて、個別株投資に入っていくのがベターです。いきなりホームランを狙わず、打率3割のアベレージヒッターを目指しましょうね。

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