内田晋也の株式投資コラム
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公開日:2018年7月7日
サッカーW杯で日本代表が半端ない実力を世界に見せつけました。
日本株相場も手に汗握る激闘と行きたいところですが誠に残念ながら晴れ間が見えてこない展開が続いております。
そこで相場反発の条件を探ってみました。
まず日経平均株価は2018年1月23日に高値2万4124円を付けてから、まもなく6か月が経過します。
信用取引の建玉は6か月以内に解消しなければならないため、1月に買い建てたポジションは7月に入って反対売買を出し、手仕舞いしなければなりません。
特に信用余力の限られた投資家は損失が拡大した際に強制決済となる場合もあることからここ直近の値下がりは米中の貿易摩擦というより、高値期日による信用売りが出ていると思われます。
恐れくこれが値下がりの原因でしょう。
しかし、7月中旬から国内企業の決算発表が始まります。
業績面から見直しが期待されることと、7月下旬からは信用取引の高値期日空けになります。
このことにより戻り売りも徐々に和らぐ展開になるのではないでしょうか。
市場全体の温度計と言える騰落レシオも80%前半まで低下しており、相場の底値圏を示唆し始めております。
短期は損気、陰極まれば陽転す、で取り組んでください。
遅めの梅雨明けと言われる時期に強烈な反発を見れると思いますよ。
反発を主導する銘柄は・・・・・その辺の話は別の機会に。
それではまた来週お会いしましょう。
投資調査部 内田
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内田晋也(うちだしんや)
1973年千葉生まれ。大学時代は経済学部にて国際貿易金融論を専攻し卒業。1996年より現三菱UFJモルガンスタンレー証券にて営業職として勤務。20歳代で手数料ランキング1位を成し遂げる。その後、極東証券に移籍しディーラーへ転身。ポジション3000万からスタートし、そこから6000万→1億→3億→6億と目覚ましい活躍をするも、これまで20年間で培った経験を個人投資家へ伝えたいとの思いから投資助言の道へ。2017年7月よりG&Dアドヴァイザーズへ入社し現在に至る。
©G&D advisors.