【12月3日】~猟奇的な輝き~
2021年12月3日
2007年に公開された映画に『ブラッド・ダイヤモンド』と言う作品があります。
主演はレオナルド・ディカプリオさんで、彼が演じるジャーナリスト目線で、テロ組織がダイヤモンドの密輸で資金を稼いでいる様子が描かれました。
この映画は実話をもとにしたもので、西アフリカのシエラレオネと言う国が舞台になっています。
政府軍・反政府軍ともに内乱の資金源として採掘し、敵対的な部族を労働力として奴隷化、現地の子供ですら兵士へと洗脳する物語です。
ダイヤモンドというただの鉱石が、血に染まった結晶になり下がりました。
歴史の裏舞台、紛争の資金源であるダイヤモンド、その震源地を詳細に知る事は我々にはできないのかも知れません。
上は余談です。
実はバッテリーに使われるコバルトという物質が武装勢力の資金源となり、紛争や人権侵害を助長していることが深刻な問題になりつつあります。
70%以上がアフリカのコンゴ民主共和国(DRC)で生産されているようで、価格の高騰、そして陰謀や腐敗が横行し、「バッテリーの『血のダイヤモンド』」と呼ばれ始めました。
英グラスゴーで開かれた国連気候変動枠組み条約により、2040年までに新車販売を電気自動車にする協定に主要国が署名したこともあり、コバルトが紛争ダイヤのように猟奇的な輝きを放ちつつあります。
しかもコバルト産出鉱山19カ所のうち15カ所が中国企業の所有または出資を受けているようで、今後争奪戦のような、世界的な対立の火種を宿していると見て良いでしょう。
資源エネルギー庁の試算でもニッケル、コバルトは供給不足に陥る可能性が指摘されています。
太平洋セメント、松田産業はリチウムイオン電池からコバルトを回収し、ホンダ、トヨタ、豊田通商や住友金属鉱山はニッケル水素電池からコバルトを回収しています。
ただ国内唯一のコバルトメーカーは【5713】住友金属鉱山。
初動が出れば買いで対処してみてください。
投資調査部 内田
主演はレオナルド・ディカプリオさんで、彼が演じるジャーナリスト目線で、テロ組織がダイヤモンドの密輸で資金を稼いでいる様子が描かれました。
この映画は実話をもとにしたもので、西アフリカのシエラレオネと言う国が舞台になっています。
政府軍・反政府軍ともに内乱の資金源として採掘し、敵対的な部族を労働力として奴隷化、現地の子供ですら兵士へと洗脳する物語です。
ダイヤモンドというただの鉱石が、血に染まった結晶になり下がりました。
歴史の裏舞台、紛争の資金源であるダイヤモンド、その震源地を詳細に知る事は我々にはできないのかも知れません。
上は余談です。
実はバッテリーに使われるコバルトという物質が武装勢力の資金源となり、紛争や人権侵害を助長していることが深刻な問題になりつつあります。
70%以上がアフリカのコンゴ民主共和国(DRC)で生産されているようで、価格の高騰、そして陰謀や腐敗が横行し、「バッテリーの『血のダイヤモンド』」と呼ばれ始めました。
英グラスゴーで開かれた国連気候変動枠組み条約により、2040年までに新車販売を電気自動車にする協定に主要国が署名したこともあり、コバルトが紛争ダイヤのように猟奇的な輝きを放ちつつあります。
しかもコバルト産出鉱山19カ所のうち15カ所が中国企業の所有または出資を受けているようで、今後争奪戦のような、世界的な対立の火種を宿していると見て良いでしょう。
資源エネルギー庁の試算でもニッケル、コバルトは供給不足に陥る可能性が指摘されています。
太平洋セメント、松田産業はリチウムイオン電池からコバルトを回収し、ホンダ、トヨタ、豊田通商や住友金属鉱山はニッケル水素電池からコバルトを回収しています。
ただ国内唯一のコバルトメーカーは【5713】住友金属鉱山。
初動が出れば買いで対処してみてください。
投資調査部 内田