【3月4日】~鉄のカーテン~
2022年3月4日
「ヨーロッパを横切る鉄のカーテンが降ろされた」
英国のチャーチルがトルーマン大統領に招かれて訪米し、ある大学の講演で述べたのは1946年3月5日の事。
この時から東西冷戦の象徴として「鉄のカーテン」と言う言葉が頻繁に使われたそう。
その鉄のカーテンが再度ヨーロッパに今、降ろされようとしています。
ウクライナの徹底抗戦が想定外だったのか、米欧日の経済制裁が気に入らないのか、ウクライナ南東部にある欧州最大規模の原子力発電所がロシア軍の攻撃にさらされています。
半減するまで24,000年かかるプルトニウムがプーチンにより脅威にさらされているのです。
同氏の発言もエスカレートしており核兵器部隊に特別警戒態勢を命じたとの一報が世界を驚かしました。
核兵器を身にまとえば大国であっても服従するーー。
ならず者国家であればこのようなメッセージとして受け取ってしまう事でしょう。
この危機に際し岸田首相は何をしているのか。
岸田氏は安倍首相の下で4年7か月の間外相を務めました。
韓国との慰安婦問題では「最終的かつ不可逆的な解決」との約束を取り付け、実力を如何なく発揮しています。
政界一の酒豪であり、ロシア外相のラブロフ氏とは幾度も酒を飲みかわす機会があったとも聞きます。
その人脈をなぜ、活かせないのか。
岸田氏は著書で、「自分ほどの外交、防衛の専門家はいない」と書いているではないですか。
日本が危機打開に向けて何の努力もしなければ、同じような危機が台湾、尖閣、沖縄を襲うとき、米欧諸国に力を貸してくれと頼めるわけがないのに。
欧州の生命線を脅かすウクライナ危機の局面で日本は動かなかったと認識されてしまえば、台湾有事は日本の有事だ、助けてくれと要請しても、国際社会が応じません。
岸田氏の夢見る核なき世界と、国防を他国に頼るという姿勢は単なる夢と自覚し、現実を見て出直すことを期待します。
桐一葉 落ちて天下の 秋を知る
以上。
投資調査部 内田
英国のチャーチルがトルーマン大統領に招かれて訪米し、ある大学の講演で述べたのは1946年3月5日の事。
この時から東西冷戦の象徴として「鉄のカーテン」と言う言葉が頻繁に使われたそう。
その鉄のカーテンが再度ヨーロッパに今、降ろされようとしています。
ウクライナの徹底抗戦が想定外だったのか、米欧日の経済制裁が気に入らないのか、ウクライナ南東部にある欧州最大規模の原子力発電所がロシア軍の攻撃にさらされています。
半減するまで24,000年かかるプルトニウムがプーチンにより脅威にさらされているのです。
同氏の発言もエスカレートしており核兵器部隊に特別警戒態勢を命じたとの一報が世界を驚かしました。
核兵器を身にまとえば大国であっても服従するーー。
ならず者国家であればこのようなメッセージとして受け取ってしまう事でしょう。
この危機に際し岸田首相は何をしているのか。
岸田氏は安倍首相の下で4年7か月の間外相を務めました。
韓国との慰安婦問題では「最終的かつ不可逆的な解決」との約束を取り付け、実力を如何なく発揮しています。
政界一の酒豪であり、ロシア外相のラブロフ氏とは幾度も酒を飲みかわす機会があったとも聞きます。
その人脈をなぜ、活かせないのか。
岸田氏は著書で、「自分ほどの外交、防衛の専門家はいない」と書いているではないですか。
日本が危機打開に向けて何の努力もしなければ、同じような危機が台湾、尖閣、沖縄を襲うとき、米欧諸国に力を貸してくれと頼めるわけがないのに。
欧州の生命線を脅かすウクライナ危機の局面で日本は動かなかったと認識されてしまえば、台湾有事は日本の有事だ、助けてくれと要請しても、国際社会が応じません。
岸田氏の夢見る核なき世界と、国防を他国に頼るという姿勢は単なる夢と自覚し、現実を見て出直すことを期待します。
桐一葉 落ちて天下の 秋を知る
以上。
投資調査部 内田